映画あらすじ

映画【世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ】あらすじキャスト見どころ!南米の大統領を追ったドキュメントストーリー

南米ウルグアイの大統領のホセ・ムヒカを捉えたドキュメント映画「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」が2020年3月27日に公開となります。

「アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァ監督がメガホンを取っています。

あらすじ、キャストなど作品情報をはじめ、見どころ紹介記事です。ネタバレはありません!

映画【世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ】作品概要

(C)CAPITAL INTELECTUAL S.A, RASTA INTERNATIONAL, MOE

公開日(日本):2020年3月27日

上映時間:74分

原題:El Pepe, Una Vida Suprema

監督:エミール・クストリッツァ

脚本:エミール・クストリッツァ

制作:ウーゴ・シグマン

作品概要

南米・ウルグアイの第40代大統領で質素な暮らしぶりから「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれるホセ・ムヒカを追ったドキュメントです。

極貧家族に生まれ、様々な経緯を経て大統領として国民に愛された彼の人生を追います。

「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と感じたクストリッツァ監督が2014年~満期の瞬間までをカメラに収めました。

映画【世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ】あらすじ(ネタバレなし)

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2010年から5年間、南米の小さな国ウルグアイで大統領を務めた、第40代ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ。

私達が想像する大統領像とは異なり、彼は収入のほとんどを貧しい人々への寄付に回し、公邸には住まず愛妻と愛犬とともに小さな農場で質素な暮らしを続けた。

そんな彼の姿を世間は敬意をこめて「世界で一番貧しい大統領」と呼んだ。

2012年のリオデジャネイロでのスピーチで彼は一躍世界の脚光を浴びることとなる。

そんな彼の姿を2014年から大統領の任期が満了する感動の瞬間をカメラに収めたドキュメント映像である。

映画【映画名】作品解説

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ホセ・ムヒカという大統領をご存じでしょうか。

南米ウルグアイの政治家であり、2010年3月1日より2015年2月末まで、大統領を務めた人物です。

大統領でありながら報酬の大部分を財団に寄付し、月1000ドル強で生活をしたことから「世界で最も貧しい大統領」として知られています。

もともと彼はウルグアイの首都モンテビデオの極貧家庭の生まれであり、大学卒業後に家畜の世話などで家計を助けながらも極左都市ゲリラ組織ツパマロスに加入しゲリラ活動を始めます。

治安組織との抗争が激化し、労働組合や政治経済への反発といった時代を生き、数々の襲撃や誘拐に携わってきました。

彼は6発の銃弾を受け、4度の逮捕、2度の脱獄を経験するという想像を絶する人生を送ってきた人物です。

1972年に逮捕された際には軍事政権が終わるまで13年近くも収監されましたが、出所後に左派政治団体を結成し1995年に下院議員選挙で初当選を果たします。

2005年にタバレ・バスケス大統領の下で農牧水産相として初入閣し、そして2009年11月の大統領選挙に当選しました。

彼を世界的に有名としたのは2012年のリオデジャネイロでのスピーチです。

穏やかな容貌の彼は環境機器に関する注意喚起のスピーチを行い、危機を引き落としている真の原因は消費至上主義であるという指摘をしました。

経済発展が人類の幸福に結びついているわけではなく、むしろ広がる経済格差を無くしてよりよい未来に向けて行動を起こすべきと呼びかけました。

このスピーチは世界中に感動をあたえ、2013年と2014年にノーベル平和賞にノミネートされています。

キャスト紹介

キャスト

ホセ・ムヒカ

ルシア・トポランスキー

エレウテリオ・フェルナンデス=ウイドブロ

マウリシオ・ロセンコフ

監督解説

この映画を監督したのは世界三大映画祭すべてで受賞の経歴を持つ巨匠、エミール・クストリッツァです。

1978年にチェコのプラハ芸術アカデミー監督学科を卒業後故郷サラエボでTV映画監督としてのキャリアをスタートさせます。

1981年に長編第1作となる「Do You Remember Dolly Bell?」で第38回ベネチア国際映画祭の初監督作品賞を受賞し注目されます。

1985年の「パパは、出張中!」で第38回カンヌ国際映画祭でパルムドールとFIPRESCI賞(国際批評家連盟賞)を受賞しました。

その後もカンヌ国際映画祭には1989年の、「ジプシーのとき」で監督賞、1995年に「アンダーグラウンド」で再びパルムドールに輝くなど常連となり、2005年には自らも審査委員長を務めています。

英語映画初作品となる1992年の「アリゾナ・ドリーム」は第43回ベルリン国際映画祭の審査員特別賞、1998年の「黒猫・白猫」はベネチア国際映画祭の銀熊賞を受賞しました。

そんな彼がこのドキュメントを撮ったきっかけはホセ・ムヒカ大統領がトラクターを運転する姿を写真で見たことだそうです。

監督は彼だけが世界中で唯一腐敗していない政治家であると考えているそうです。

また、この映画でホセ・ムヒカだけでなく妻でありウルグアイ副大統領でもあるルシア・トポランスキーにも焦点をあてています。

彼女がホセ・ムヒカの成功の最大の秘訣であると監督は考え、政治活動と愛が切れない関係であるということを語っています。

見どころ紹介&こんな人におすすめ

(C)CAPITAL INTELECTUAL S.A, RASTA INTERNATIONAL, MOE

この映画の見どころは、国民のため自己犠牲をいとわず、また職務の合間にトラクターに乗り農業に勤しんでいたという大統領の姿です。

おそらく現代までの歴史を遡ってもこのような姿勢を貫いた大統領はおらず、私達が想像する大統領というイメージからは遠く離れた存在です。

真に国民の事を考え、国民の圧倒的支持を得てきたムヒカの姿から教わるものが私達には多くあります。

遠い世界の大統領の話と捉えず、次世代の日本を担う若い方々には是非お勧めしたい作品となっています。

まとめ

以上が「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」のあらすじと見どころになります。

政治とは何か、豊かとは何か、考えさせてくれる作品であることに間違いありません。

彼のスピーチを日本語訳した本も好評発売中なので是非手にとってみてください。