映画あらすじ

映画【グレース・オブ・ゴッド 告発の時】あらすじキャスト見どころ!実在する神父による事件を取り上げた衝撃作品

フランスで実際に起こった事件を題材とした、グレース・オブ・ゴッド 告発の時が2020年7月17日に公開となります。

フランソワ・オゾン監督がメガホンをとり、メルヴィル・プポーが主演を務めています。

あらすじ、キャストなど作品情報をはじめ、見どころ紹介記事です。ネタバレはありません!

映画【グレース・オブ・ゴッド 告発の時】作品概要

(C)2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINÉMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE

公開日(日本):2020年7月17日

上映時間:137分

原題:Grace a Dieu

監督:フランソワ・オゾン

脚本:フランソワ・オゾン

制作:エリック・アルトメイヤー、ニコラ・アルトメイヤー

作品概要

「8人の女たち」などで有名なフランソワ・オゾン監督が実際に起きた事件を題材にした映画が公開されます。

未だ裁判中である神父による児童への性的虐待事件を取り上げました。

メルヴィル・プポーが主演しており、ドゥニ・メノーシェやスワン・アルローが共演しています。

予告動画

映画【グレース・オブ・ゴッド 告発の時】あらすじ(ネタバレなし)

(C)2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINÉMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE

フランスのリヨンにて、妻と子供たちと共に暮らしているアレクサンドル。

彼は幼少期に自分に性的虐待をしたプレナ神父がいまだに子供たちに聖書を教えていることを知る。

家族を守るため、彼は過去の出来事の告発を決意する。

同じく被害にあったものの、最初は関わり合う事を拒んでいたフランソワ、長い間1人で傷を抱えていたエマニュエルらなど被害者の輪が徐々に広がっていく。

しかし、教会側は罪を認めながらも責任についてはかわそうとする。

そしてまたアレクサンドルたちは沈黙を破った代償として、社会や家族との軋轢とも直面する。

彼らが人生をもかけた告発の行方は一体どうなるのか。

映画【グレース・オブ・ゴッド 告発の時】作品解説

(C)2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINÉMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE

この映画は、フランスで今現在も裁判が進行中の「プレナ神父事件」を題材としています。

本国フランスでの公開では観客91万人を導入する大ヒットを記録し、また第69回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞したことからも、この映画と背景となっている事件が注目されていることが見て取れます。

映画の基となっている事件は1人の勇気ある告発から始まりましたが、結果的に80人もの被害者が名乗りをあげる大事件へと発展していきます。

プレナ神父が教区を変えながらも長年に信者の家庭の少年たちに性的虐待をしていたという事実が明るみとなり、フランスのみならずヨーロッパ中に衝撃的な事件として広がりました。

性的虐待というトラウマに何十年たっても苦しんでいる被害者たちは、さらに告発したことによる代償に苦しみます。

しかしそれでも真実を白日の下にさらすべき勇気を出した告発者たちを、フランス映画界のトップにたつフランソワ・オゾン監督が映画作品として描きあげました。

監督は1980年代後期から短編の映画に取り込みだし、1994年の「海をみる」で長編映画デビューを果たします。

その後発表した「まぼろし」で国際的な注目を浴び、仏セザール賞で作品賞と監督賞にノミネートされました。

2000年、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの戯曲の映画化「焼け石に水」を制作し、2002年のミュージカル「8人の女たち」は出演した8人の女優たちに対し2002年のベルリン国際映画祭銀熊賞が贈られています。

キャスト紹介

キャスト

メルビル・プポー(アレクサンドル)

ドゥニ・メノーシェ(フランソワ)

スワン・アルロー(エマニュエル)

解説

主演を務めるのは、メルヴィル・プポーです。

母親が映画関係の仕事に携わっていたことから子役として映画に出演します。

1989年に「15才の少女」に出演、セザール賞有望若手男優賞にノミネートされます。

その後1996年の「夏物語」、2008年「クリスマス・ストーリー」、2012年「わたしはロランス」などでの出演歴があります。

本作の監督フランソワ・オゾン監督作品では「ムースの隠遁」などに続き3作目の出演となります。

フランソワ役はドゥニ・メノーシェが演じました。

2009年にクエンティン・タランティーノ監督の作品「イングロリアス・バスターズ」に出演したことから注目を集め、その後2010年「黄色い星の子供たち」、2015年「疑惑のチャンピオン」などに出演します。

2012年の短編作品である「すべてを失う前に」が第86回アカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされたことでも有名となり、長尺版となる「ジュリアン」にも同役で出演しています。

フランソワ・オゾン監督作品は2012年の「危険なプロット」に続いての出演となっています。

エマニュエル役はスワン・アルローが演じています。

芸能一家の出身であり、2010年に出演した「美しき棘」がカンヌの批評家週間で上映されたことで有名となります。

2016年には「アナーキスト 愛と革命の時代」でセザール賞有望若手新人賞を獲得、翌年「ブラッディ・ミルク」でセザール賞最優秀男優賞を獲得しています。

見どころ紹介&こんな人におすすめ

(C)2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINÉMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE

この映画の見どころは、社会や家族からの軋轢に直面しながらも勇気をだして告発するに至った1人の告発者から広がり結果80人もの被害者が名乗りをあげるまでに至る経緯です。

また、聖職者による事件が明るみとなった時、別の地域や国でも同じような事例が判明しました。

真実を告発し、知ることで他の事件の被害者に勇気を与えたり、似たような事件が起きるのを防ぐことができるのでしょう。

宗教や信仰はあまり日本人にとって馴染みのないテーマかもしれませんが、同じような事件は日本でも起こっています。

是非他人事と思わず、多くの人に観に行っていただきたい映画です。

まとめ

以上が「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」のあらすじと見どころになります。

ニュースでも取り上げられ、もとの事件を知る方も多い作品かと思いますが、フランソワ・オゾン監督がどのような思いをもって映画化したのか、是非劇場に確認しにいってみてください。

本作の上演を記念して、フランソワ・オゾンの世界特集を行う映画館もあるみたいなので、是非チェックしてみてください。